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v1.8.0 2026-09-06 道具の絵を全部描き直し、Mac のテスト版を配りはじめました

ツールやボタンに使っていた絵文字を、すべて自作の線画アイコン(86種)に置き換えました。絵文字はパソコンごとのフォントで描かれるため、環境によって別の絵になったり、暗い配色で色を変えられなかったりしていました。あわせて、音源を読み込むときの待ち時間の見え方と、スリープのあとに音が出なくなることがあった件を直しています。そしてこの版から、Mac 用のテスト版(β)の配布を始めました。

1. 道具やボタンの絵を、自作の線画アイコンに

  • ツールやボタン、見出し、説明文の中で使っていた絵文字を、すべて自作の線画アイコン(86種)に置き換えました。アイコンの意味・ボタンの位置・操作は変わりません。 技術メモ: 絵文字はパソコンにインストールされたフォントで描かれるので、Windows と Mac で別の絵になります(Mac で動かした日にこれが分かったのが、今回の発端です)。また絵文字は色を変えられないので、暗い配色「夜の紙」でも明るいままでした。今回すべてを SVG の線画にし、文字と同じ色で描かれるようにしています。20×20 の同じ方眼・同じ線の太さで描き起こしたので、大きさと重心もそろいました。
  • 説明文の中で道具を指していた絵文字(「先に⚙で設定してください」など)も、同じアイコンで出るようになりました。7言語すべてで同じ絵が出ます。 技術メモ: 翻訳文の中に絵文字を直接書いていたのをやめ、アイコンの番号を差し込む形にしました。7言語のどれを選んでも同じ絵が出て、片方の言語だけ絵文字が残るということが起きません。
  • 暗い配色「夜の紙」でも、アイコンがきちんと見えるようになりました。 技術メモ: 色を固定せず「文字と同じ色」で描く指定にしているので、配色を切り替えると自動でついてきます。
  • 86個すべてについて、文字を読まずに絵だけで機能が分かるかを一つずつ見直し、分かりにくかった13個を描き直しました。 技術メモ: 実際の画面のスクリーンショット(明るい配色・暗い配色の両方、7画面ぶん)を撮って、初見で意味を当てられるかを点検しました。スポイト・ワープ・囲み塗り・選択の反転など、似た絵になりやすいものを中心に描き直しています。

2. 音源を読み込むときの「読み込み中です」

  • 音源(mp3 / wav / ogg)を読み込むとき、ファイルを選んだ直後から「読み込み中です」が出るようになりました。これまでは読み終わるまで何も出ず、大きめのファイルでは固まったように見えることがありました。 技術メモ: ファイルを選ぶ処理と読み込む処理が1つになっていて、待ち表示は「読み終わってから」出る作りでした。選ぶ/読むを分け、ダイアログを閉じた直後から表示が出るようにしています。ファイルの受け渡しも、大きなデータに強い方法(v1.7.0 で作品の読み込みに使ったのと同じ道)に揃えました。短い読み込みでは表示がちらつかないよう、0.45 秒の間は出さない配慮はそのままです。
  • 16MB を超える音源で出る「続行しますか?」の確認は、これまでどおりです。「読み込み中です」の裏に隠れないよう、聞いている間だけ表示を消すようにしました。

3. スリープのあと、音が出なくなることがあった件

  • パソコンのスリープや、他のアプリの音の割り込みのあと、アプリを再起動するまで音が出なくなることがありました。音の出口が止まっていたら自動で作り直すようにしています。 技術メモ: アプリ全体で1つの「音の出口」を共有しているのですが、これが止まったときの復帰の判定が1種類しかなく、Mac で起きる別の止まり方(他のアプリに音を明け渡した状態)を拾えていませんでした。今回、止まっている理由にかかわらず復帰させ、復帰できないときは出口ごと作り直す形に一本化しています。
  • もし再発したときに原因を特定できるよう、音の状態をログに残すようにしました。 技術メモ: 出口の状態が変わったときだけ、状態の名前・画面が見えていたか・時計が飛んでいたか(=スリープしていたか)を1行だけ記録します。作品の名前やファイルの場所は記録しません。この仕掛けのおかげで、実機で実際に起きた瞬間をとらえ、直しが効いていることを確認できました。

4. アプリのアイコン

  • アプリのアイコンを新しくしました。ドット風の絵から、なめらかな絵に変えています。タスクバーやデスクトップに出るアイコンが変わります。 技術メモ: 自動更新で新しい版に入れ替わると、そのままアイコンも新しくなります。もし古い絵のままに見えるときは、Windows がアイコンを覚えているだけなので、再起動すると直ります。

5. ★ Mac のテスト版(β)を配りはじめました

  • この版から、Mac 用のテスト版(β)の配布を始めました。Windows 版とまったく同じ中身で、作品のファイルも共通なので、Windows で作った作品がそのまま開けます。Apple シリコン・Intel の両方に対応しています。 技術メモ: 配布は GitHub の「Pre-release」(テスト版)として、Windows 版とは分けています。Windows 版の自動更新は Mac 版の存在に影響されません。
  • テスト版のため、いくつか制限があります。ショートカットは Cmd ではなく Ctrl です(元に戻す = Ctrl+Z、保存 = Ctrl+S)。自動更新はありません。署名をしていないので、初回は「開発元を確認できません」と表示されます。 技術メモ: 開き方(右クリック →「開く」、またはシステム設定 → プライバシーとセキュリティ →「このまま開く」)は、配布物に同梱した説明書に詳しく書いています。Cmd キーへの対応は次の Mac の回で行います。
  • ⚠ Windows から作品を持ってくるときは、ZIP にまとめてから渡してください。クラウドを通すと、ファイル名の末尾に「.gz」が付いてアプリから見えなくなることがあります(データは無事で、名前を戻せば開けます)。 技術メモ: 作品ファイルの中身が圧縮データそのものなので、クラウド側が種類を判定して拡張子を足してしまうために起きます。Mac だけでなく Windows でも同じことが起きます。アプリ側で気づいて直す仕組みは、次の版で入れる予定です。

※ 表示と音まわりの更新です。作品のファイルは何も変わりません(v1.6.0 以降と同じ形式のままです)。アイコンの意味・ボタンの位置・操作はこれまでどおりで、覚え直していただくことはありません。