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v1.2.0 2026-08-13 ショートカットキー・文字ツールの作り直し・移動ツール・30件以上の修正

v1.1.0 を使ってくださった方の声をもとに、30件以上を直しました。とくに「コマの並べ替えができない」という基本操作の不具合を修正しています。

新しくできるようになったこと

  • ショートカットキーを自由に割り当てられるようにしました。47の操作にキーを割り当てられ、組み込みの2種類(標準/左手向け)に加えて、自分の組み合わせを名前を付けて8組まで保存できます。組み込みは「複製」で自分用のコピーを作れます。 技術メモ: キーの識別は文字(e.key)ではなく物理キーの位置(e.code)なので、配列が変わっても同じ位置で効きます。Windows キーは Ctrl と別物として扱っています(同一視すると Win+Z が Ctrl+Z と一致してしまうため)。
  • 文字ツールを「確定するまで何度でも直せる」形にしました。打った文字は確定するまで浮いた状態で残り、改行でき、書体やサイズを後から変えられ、ドラッグや矢印キー(Shiftで10ドット)で動かせます。キャンバスからはみ出しても切れません。 技術メモ: 以前「はみ出すと消える」正体は、文字をマスクに変換する時点で 320×240 に切り詰めていた(置く前に失われていた)ことでした。マスクはキャンバスより大きくてよいものとし、切り出しは貼り付け側の責任に変更。縦書き(1列目が一番右)にも対応。
  • 絵をそのまま動かす「移動」ツールを追加しました(道具が11→12種類)。あわせて、範囲選択ツールで範囲の中をドラッグしたときは「点線の枠だけ」が動くようにしました(以前は絵が動いていた)。枠を画面外へ出して戻すと形が復活します。 技術メモ: 掴んだ時点のマスクを保持して毎回そこから平行移動しているので、画面外へ出しても形が壊れません。完全に外へ出したまま離すと選択解除になります。
  • 選択範囲のすぐ下に操作バーを出すようにしました(反転/広げる/狭める/消去/切り取って新規レイヤー/コピーして新規レイヤー/変形/解除)。 技術メモ: 表示回転や反転をかけていても正しい位置に出るよう、変換のかかっていない層に置いて座標を逆写像しています。変形中・ドラッグ中・再生中は出しません。
  • 今見ているコマ1枚を画像で保存できるようにしました(PNG / JPEG・最大8倍・PNGは透過を選択可)。
  • コマをまとめて削除できるようにしました(タイムラインで範囲を選んで一度に削除)。ホーム画面でも Space で再生/一時停止できます。
  • 書き出しに「背景を白にする」を追加しました(既定オン)。背景が透明な作品は 3DS 本体では白く見えるのに黒くなっていた問題への対応です。 技術メモ: MP4 は YUV 変換で透明度が捨てられて黒に、GIF は透明色の解釈がプレイヤーで異なり黒く見えていました。4形式すべてが通る1箇所(フレームの拡大縮小)で処理しています。
  • そのほか、自動選択(同じ色をひと押しで選択)、バケツ塗りの参照先切替(このレイヤー/全レイヤー)、作品一覧の並び順(手動/名前/日付)、縦書き、2ドットのペン、図形の Shift 拘束、動画ファイルから音声だけ取り込み、ドロップした .memoanima の扱いを選べるダイアログ、を追加。

直したこと

  • コマの並べ替えができなかった問題を直しました(最重要)。v1.1.0 では、タイムラインのコマをドラッグして並べ替える操作が丸ごと使えませんでした。 技術メモ: 原因は Tauri の設定でした。ファイルのドラッグ&ドロップ受け取りを有効にしていると、実行ファイル版では WebView 内の HTML5 ドラッグが動きません(開発中の起動では動くので気づけなかった)。ポインタイベントによる独自実装に置き換えました。
  • 作品を別のアルバムへ移動できなかった問題を直しました(カードのドラッグ、またはメニューから移動可能に)。
  • ペンでの操作が効かなくなることがあった問題を直しました。 技術メモ: 修飾キーは無関係で、ストロークの終了イベントが届かないまま終わったときに、キャンバスがポインタを掴んだままになるのが原因でした。取りこぼしても必ず後始末が走る形に修正。
  • ペンでカード(サムネイル)を掴めなかった問題を直しました。 技術メモ: サムネイルにブラウザ既定のスクロール判定が効いていたためです。画像が「画像のドラッグ」として掴まれる件もあわせて修正。
  • 編集中にファイルをドロップすると保存していない変更が消えていた問題を直しました(未保存があるときは必ず確認)。 技術メモ: 同時に、ドロップ経由で開くたびにエディタが二重起動していた問題も修正しています。
  • 一時停止した効果音が、再開しても続きから鳴らなかった問題を直しました(どこまで鳴ったかを覚えて続きから再生)。
  • 再生中にキャンバスへ触れても何も起きなかったのを、触れたら再生が止まるようにしました(触れた所に線は引きません)。
  • ファイル管理(エクスプローラー)で作品を動かすと一覧から消えていた問題を直しました。ヘッダーに「🔄 更新」ボタンも追加。 技術メモ: フォーカスが戻るたびに全読み直しは重いので、まず「指紋」(名前・サイズ・更新時刻)だけを見て、変化していたときだけ本スキャンを走らせます。
  • スポイトがペンで使えなかった問題を直しました。 技術メモ: ペンの長押しを Windows が右クリックと判定し、右クリック無視の仕組みが色取得ごと弾いていました。スポイトは何も描かないので右ボタンでも拾ってよい形に判定を精密化。
  • そのほか、選択の点線が背景に溶けて見えなかった/選択範囲の外に描けてしまった/選択操作が取り消しで戻らなかった/「消す」がページ全体を消していた(選択中のレイヤーだけに変更)/速さ表示が 1〜11 だった(0〜10 に修正)など、多数を修正しました。
  • 動作を軽くしました。ページ数の多い作品での自動保存がペンの反応を待たせていたのを解消し、.memoanima の取り込みは 41MB で 17.0秒 → 7.1秒に短縮(進捗ゲージも表示)。 技術メモ: 自動保存は圧縮を細かく分割して合間に処理を譲る形に(出力バイト列は以前と完全一致)。取り込みは、ファイルの中身をやり取りせずネイティブ側が直接読み書きする形にして高速化しました。

※ 作品データの形式は v1.1.0 から変わっていません。これまでに作った作品はそのまま開けます。