これがメモアニマの最初の公開版です。以前の v1.0.0 / v1.0.1 は配布していない社内ビルドなので、ここでは v1.1.0 で何ができるのかを書き出します。
できること
- 3DSで描いた作品(.kwz / .ppm)を取り込めます。SDカードの保存フォルダを選ぶと PC 内のライブラリへコピーし、アルバム構成もそのまま持ってきます。取り込み元は読むだけ(SDには書き込まない・消さない)、同じ作品は二度取り込んでも重複しません。1本だけ開くこともできます(合作用)。 技術メモ: 重複判定は SHA-256。編集は必ず PC 内コピーに対して行い、取り込み元には一切触れません。「元データを壊さない」を設計の最初の制約に置いています。
- 320×240のキャンバスをドット等倍のまま扱えます。ペン(6サイズ×テクスチャ)/ブラシ(トーン柄)/消しゴム/バケツ塗り/図形/文字/スポイト/手のひら/範囲選択(矩形・投げ縄)/変形(回転・拡大縮小・反転)/前のコマから複写。レイヤーは無制限+フォルダ整理(入れ子可)、オニオンスキン、手ブレ補正・筆圧の切替、取り消し/やり直し、15秒ごとの自動保存に対応します。
- 文字を5書体(美咲ゴシック/PixelMplus12/丸ゴシック/ポップ/明朝)で入れられます。書体に応じてサイズ候補が変わり、太字のある書体では太さも選べます。縦書き対応。 技術メモ: ドット系は等倍、アウトライン系は3倍で描いてから3×3平均で縮小。フォントは同梱(サブセット化)で CDN からは取りに行きません。
- 絵を歪ませられます。押す(液状化)/ふくらませる・へこませる(魚眼)/四隅をつまむ(射影変換で台形に)。範囲選択があればその中だけに効きます。 技術メモ: 変位マップ方式で、サンプリングは最近傍のみ(色番号はパレットの添字なので平均を取ると存在しない色になるため補間しない)。適用元は常にストローク開始時のスナップショットで、1ストローク=1履歴(Undo 1回で完全に戻る)。
- ゆらゆら差分を作れます。1コマから「少し揺れた絵」を数枚まとめて作り、すぐ後ろに挿入します(枚数・強さ・種類を選択可)。 技術メモ: 乱数はシードから決まる値ノイズを使い、同じ入力なら必ず同じ結果になります。元のコマは読むだけで書き換えません。
- 音をつけられます。背景音楽(BGM)と効果音(複数トラック・コマ単位で配置・再生速度に連動)。取り込んだ作品の音も分離して読み込み、差し替えは mp3 / wav / ogg、動画ファイルから音声だけの取り出しも可能。
- 書き出しは MP4(音声つき)/GIF/APNG(透過)/PNG連番(zip)に対応し、整数倍の拡大(×1〜4)ができます。
- 完全オフライン(通信を一切行わず、更新チェックもなし)。インストール不要で、zip を展開して起動するだけです。初回ガイドがフォルダ設定から書き出しまで案内します。
公開の直前に入れた変更
- 本体のソースコードを GNU General Public License バージョン3以降で公開しました(誰でも無償で入手可能)。このソフトで描いた作品にこのライセンスは及びません(あなたの作品はあなたのものです)。 技術メモ: v3 を選んだのは、依存する tao / sync_wrapper が Apache-2.0 単独で GPL v2 と非互換・v3 と互換、動画変換の ffmpeg が GPL-2.0-or-later のため。配布物全体として成立するのが v3 の側だけでした。
- 権利表記を確定しました。非公式・非営利のファンツールであること、任天堂株式会社とは無関係であること、ゲームを動作させる機能も暗号を解除する機能も持たないことを、アプリ内と配布物の両方に明記しています。 技術メモ: 表記を詰める過程で、復号に関わる使われていないコードも撤去しました(「機能がない」と書くならコードにも残してはいけない、という判断です)。
- そのほか、道具のアイコン重複の解消、ライブラリフォルダの選択キャンセルで先へ進めなくなる状態の解消、ウィンドウ見出しからの副題削除などの細かい修正。